試合後の三宅と報道陣の一問一答は次のとおり。
――最後の1本重たかったですか。
最後の1本行けると思ったんですけど、気持ちの弱さが出ちゃったかな。最後にゼロは初めてだったので、こういう終わりかというふがいなさはあったんですけど、今日まであきらめないで取り組めたつもりなので、無事舞台に立ててよかった。
――舞台の感触は。
日本ですし、気づけば日本のボランティアのみなさんやウエイトリフティングの関係者がいてメンタル面では安心でき、無観客ではあるけどたくさんの方がみてくださったので、よかったと思います。他国の五輪とは全然違う安心が得られて自国開催でできる幸せを感じたので、結果はおそまつだったけど、なかなか経験できない五輪を経験できたのでよかったと思います。
――けがに苦しんできたが、体の状態はどうだったのか。
そんなに悪くない状態でした。故障はたくさんしてきたけど、悪い状態ではなかったので。でも、重量とか調整で挙げきることができなかったので残念でした。
――スナッチを74キロで始めたことについては。
この選択でよかった。練習のなかでは今日が一番軽く感じた。でも、2キロ上げて落としちゃったので、スナッチもジャークも昔に比べて気持ちの弱さが出ちゃったのかな。
――(プレスアウトの失格を取られた)ジャーク2回目の感触は。
あれ、絶対大丈夫だと思っています。あれは大丈夫だと思ったんですけど、しょうがないと思って。3本目は強いと思っていたんですけど、慌てちゃって失敗しちゃいました。
――3本目は何が足りなかった。
気持ちが最後弱くなったのかなと。スナッチで74キロ1本で(76キロに挑戦した)2回目、3回目に失敗して、10キロ以上積めるのは厳しいかなと言う気がして。ジャークはウォーミングアップで95キロも少し重かったので、今日は100キロは厳しいかなと。99キロは取れると思ったんですけど、これが試合の厳しさ。くやしさは残りました。