1998年に日本代表がフランスW杯に初出場して23年の月日が経つ。海外のクラブで主力として活躍する選手が増え、強豪国と対戦しても全く物怖じしなくなった。久保はバルセロナのカンテラ(下部組織)で10歳から4年間プレーしている。海外でプレーすることが日常になっているため、国際試合でも自信を持ってプレーしている。
「ニュージーランドは守備を固めて、セットプレーやカウンターで得点を狙ってきた。堂安、久保は徹底マークされ、思うように動けなかった。今後は膠着した状態になった時は途中交代で出場する選手が重要になる。緩急を生かしたドリブルでサイドを切り裂く三苫薫、爆発的なスピードで相手を置き去りにする前田大然がカギを握るのではないでしょうか」(同前)
久保、堂安が攻撃を組み立てているが、三苫や前田もクラブでその力を証明している。レギュラーで活躍してもおかしくないアタッカーだ。1発勝負のトーナメントを勝ち抜き、新たなスターが生まれるか。
(安西憲春)