グループとして圧倒的な存在感を示すいっぽう、個人でも活躍を続けているKing&Prince。主演映画「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ファイナル」の公開を控えた平野紫耀さんがAERAに登場、現在の思いを語った。AERA 2021年8月16日-8月23日合併号から。
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朝から夜までの取材だったが、疲れた様子は見せなかった。
ファインダーを覗きながら、本誌の表紙フォトグラファーの蜷川実花が不思議な言葉をつぶやいた。
「ハンバーグ、エビフライ……」
メインとメイン。つまり、絶対的なセンター感を表現する言葉らしい。
平野はその言葉で思い出したのか、某ファミリーレストランのメニュー名を挙げて「大好きなんです。おいしいですよね~」と話し始めた。
「僕、高級なご飯屋さんとか苦手で。かしこまるとしっかり食べられない。ドリンクバーももちろん行きます。元を取ろうと頑張りますけど、難しいですよね」
トップアイドルでありながら、この親しみやすさ、滲み出る人柄の良さが多くの人を魅了する。しかし、実際にファミレスに行ったら大騒ぎになるのでは、と尋ねると、「全然気づかれない。僕、結構、紛れるので」と得意げに微笑んだ。
2018年にKing&Princeとしてデビューしてから、活躍を続けている。グループとしても大人気だが、個々でもドラマや映画、バラエティーと多方面で引っ張りだこ。全員が「ハンバーグ、エビフライ」状態になりつつある。
「個人でも強くて、団結力がある『アベンジャーズ』みたいになるのが理想。僕? マイティ・ソーで。ちょっと共通点はわからないけど、好きなんです(笑)」
今月20日に公開される自身の主演映画「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ファイナル」の主題歌も、前作に引き続きKing&Princeが担当している。
「映画も曲もファイナルに相応しくパワーアップしてます。愛も友情も笑いも盛りだくさん。見たら元気になると思うので、ぜひ映画館で感じてほしいですね」
(ライター・大道絵里子)
※AERA 2021年8月16日号-8月23日合併号