今回は深夜の運行にもかかわらず、なぜ、多くの人が集まってしまったのだろうか。担当者も次のように戸惑いを見せる。

「試運転については非公表という形で行っており、公にしたことは一切ございませんので、(これだけファンが集まってしまうのは)社としては考えにくい。ただ、車庫が極楽寺駅にありますので、その近辺で見ていた人が何かツイートされたとか、そういうことだと思います。なぜこういったことが起きたのか、今後把握していきたい」

 一部の撮り鉄がマナーを乱せば、世間だけでなく、マナーを守るほかの撮り鉄たちも迷惑を被ることになる。ファインダーだけに目を向けるのではなく、多くの人が気持ち良く過ごせるような目配りも必要だ。
(AERA dot. 編集部・飯塚大和)