今オフには栗山監督が退任し、チームのスター選手でもあった稲葉篤紀氏を新たな指揮官として迎えるのではないかというニュースを多く見かける。東京五輪で侍ジャパンを金メダルに導いた監督の就任は大きな話題になるだろう。しかし根本的な部分が変わらない限り同じことの繰り返しになる。日本初となる開閉式屋根を備えた天然芝の球場は夢を感じさせるが、開場数年後には閑古鳥が鳴くようでは話にならない。

 かつての日本ハムは他チームのファンが羨むほどの魅力があり、道民の誇りでもあった。しかし今はチーム成績や不祥事とともに人気も低下している。今回のゴタゴタは日本ハムのファンにとっては悲しい出来事だが、球団が新たにファンに愛されるチームに生まれ変わるチャンスでもあるのかもしれない。北の大地に熱狂が再び戻ってくることを期待したい。

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