それで最後にもう一つ。1年前に話したとき、「あきらめない」ということを何度も言っていた小川さん。1年後も「あきらめない」ことを語っていた。

「あきらめない奴にはかなわないものだし、あきらめないことが唯一できることだし、あきらめない限り、勝負は続いているよね。どんなにうちのめされても、どんなに失意の底にあっても、あきらめない奴は強い、そういう奴には敵わない。あきらめないことだけが唯一絶対とは言わないけれど、唯一できることだと思っている」

 ああ、そうだ。小川淳也像とは? あきらめない人。決してあきらめない政治家なんじゃないだろうか。若い頃は「50歳になったらきっぱり引退」などとたわ言を語っておられたようだが、それも撤回(注:今年で50歳)。年齢などに囚われず、「あきらめない」を進み続けている。

 ちなみに筆者が書いた本は『時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか? 国会議員に聞いてみた。』(左右社)。ずっと最低賃金でアルバイトばかりしてきた1ライターが、国会議員に聞いてみた、という内容で、8月末に発売されます。

●和田静香(わだ・しずか)/1965年、千葉県生まれ。音楽評論家・作詞家の湯川れい子のアシスタントを経てフリーの音楽ライターに。趣味の大相撲観戦が高じて相撲についても書く。著書に『スー女のみかた 相撲ってなんて面白い!』『東京ロック・バー物語』など。8月末発売の『時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか? 国会議員に聞いてみた。』(左右社)刊行記念のトークイベントが9月1日、下北沢の「本
屋B&B」にて開かれる。出演者は著者の和田さんと国会議員の小川淳也さん、作家の星野智幸さん。予約はコチラから。

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