小川彩佳アナ(C)朝日新聞社
小川彩佳アナ(C)朝日新聞社
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「news23」(TBS系)に8月30日から新たに国山ハセンアナウンサーがサブキャスターとして加わることが発表された。国山は“ポスト安住紳一郎”とも報じられ、同局が期待している男性アナだ。メインキャスターの小川彩佳アナ(36)だけではもはや、低視聴率からの脱却は望めないと判断したのかもしれない。

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 実業家の夫・豊田剛一郎氏との離婚が成立した小川だが、独立後の活躍は限定的で、最近にいたっては業界内から「過剰に持ち上げられた」という声も聞こえる。

テレビ朝日から独立し、2019年に「news23」キャスターへと大抜擢。他局にいたアナがライバル番組のメインキャスターを務めることは大きな波紋を呼んだ。アナとして“優等生”というイメージも強く、TBS内では他局出身アナが看板報道番組を担当することで吹く逆風に耐えるため、テレ朝時代以上に「完璧じゃないといけない」という扱われ方をされてきたという。

「女性アナがなかなかキャスターとして活躍できていない中で、各局もジェンダーギャップを意識して、女性をメーンにしようとする動きを見せています。そんな中で抜擢された小川さんは、帰国子女の才女というイメージがありますよね。真面目でそつない人物と思われていますが、実際は結構気さくでスタッフともよく話をしてくれます。音楽にもかなり詳しくて、コロナ前はスケジュールの都合さえあえばフジロックなどのフェスに参戦しちゃうようなキャラだった。なので、いかにも頭が硬そうなエリート才女というイメージは、局や制作会社によって作り上げられたもの。ちょっと可哀想なところもあるんです」(民放報道制作スタッフ)

 もちろん、アナウンスの技術などにも定評があり、信頼も置かれている様子。

「テレ朝在籍時は報道番組の顔も務める大先輩の田原総一朗さん、古舘伊知郎さんのもとで鍛えられて、それなりに苦労もあった。とくに入社してすぐの若手時代に担当した『サンデープロジェクト』では、田原さんに突然話や感想を振られて精神的にもかなり追い詰められたそうです。とはいえ、そうした経験が今のキャスター業に活かされているのでしょう。自分の言葉でしっかり意見が言えるアナウンサーがなかなかいない中で、彼女は自分で取材もしていますし、ジャーナリズムに関してもしっかりとビジョンを持っています。そういえば、通常は局アナが読むTBSのストレートニュースを小川さんが読んでいたのを見たことがあります。イレギュラーな仕事だったのかもしれませんが、スタッフからアナウンス技術が信用されているからこそ任されたんでしょう」(同)

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