※写真はイメージです(写真/Getty Images)
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 医学部はすべての学部で最も難しいと言われる。少ない定員に対し、成績上位層が数多く受験するのが特徴だが、推薦入試という方法もある。好評発売中の週刊朝日ムック「医学部に入る2022」では、受験を検討するにあたって知っておきたいこと、受験生がよく疑問に思うことについて、医学部専門予備校YMS・七沢英文さんに聞いた。

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◆Q 医学部と併願しやすい学部は?

 医学部が不合格だった場合に備え、他学部の併願や滑り止めを検討する人もいるだろう。よく知られる併願校に早稲田大理工学部や慶應義塾大理工学部がある。しかし七沢さんによれば、これらの大学は偏差値こそ一部の医学部と同じくらいだが、医学部とは問題の傾向が異なる。人気もあるため難易度が高く、簡単には合格できない。

「併願や滑り止めに向くのは同じ医歯薬系の歯学部や薬学部、看護学部などです。保健学部やそれに類する学部も選択肢となります。いずれも、受験科目が重なることがほとんどで、医学部に比べれば試験問題はやさしく、特別な対策を立てる必要もありません」(七沢さん)

 ただし、看護学部の中には受験科目に国語が含まれているところもある。また、慶應義塾大の看護医療学部や聖路加国際大の看護学部は問題が難しく、受ける場合は過去問を解くなどの準備をしておいたほうがいいという。

「また、近い将来、東京歯科大との合併で誕生する慶應義塾大の歯学部(2023年4月を予定)は、一部の医学部よりも難しくなる可能性があります。受験を検討する場合は事前に情報収集をすることが大事ですね」(同)

◆Q 医学部受験にも推薦入試はある?

 私立大はもちろん、国公立大でも医学部の推薦入試は広く実施されている。受験機会のひとつとして、検討してみるといいだろう。

「ただし、出願要件としての評定平均値が私立大は3.7以上または4.0以上がほとんど。国公立大は4.3以上というところが多いです」(同)

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