先日、今季限りで楽天からの退団が発表された藤田一也(39歳)は現役続行を目指すと表明しているが、これから戦力外となるアラフォー選手もそのような判断を下すケースも出てくるはずだ。NPB球団との契約は難しくても、近年はともにBCリーグの栃木でプレーしている川崎宗則と西岡剛のように国内の独立リーグで現役を続ける選手も増えている。NPB入りを目指す若手選手にとっては実績のある選手とプレーできることは大きなプラスであるだけに、今後もそのようなケースが更に増えてくることも期待したい。(文・西尾典文)
●プロフィール
西尾典文/1979年生まれ。愛知県出身。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。主に高校野球、大学野球、社会人野球を中心に年間300試合以上を現場で取材し、執筆活動を行っている。ドラフト情報を研究する団体「プロアマ野球研究所(PABBlab)」主任研究員