規制強化にめげずに、人気のため当初予定されていたのはシーズン5までだったが、シーズン6は2022年配信予定が早々に発表されている。
「シーズン4は、第78回ゴールデングローブ賞の受賞に続き、第73回プライムタイム・エミー賞は総ナメですからね」(多賀さん)
エミー賞では、作品賞ドラマ部門、主演男優賞ドラマ部門、主演女優賞ドラマ部門、助演男優賞ドラマ部門、助演女優賞ドラマ部門、監督賞ドラマ部門、脚本賞ドラマ部門を受賞でドラマ主要7部門を制覇するのは本作が初めてとなった。
「Netflixはこれだけではないんですよ、ロイヤル物は。ダイアナ妃のものもだけでも2作品あるし、ロマノフ王朝の題材の作品(『ラスト・ツァーリ: ロマノフ家の終焉』)もあるしウインザー家の人々の作品(『ハウス・オブ・ウィンザー イギリス王室の歩み』『ザ・ウィンザーズ』)もあり、必ずと言っていいほどよく当たる。Netflixにとって、ロイヤル・ドラマと言うのはドル箱なのでしょう。ヘンリー王子とメ―ガン夫人がお騒がせな今だからというのもあるのでしょうが、Netflixは巨額の資金で次々に打ち出してくる。その点から『プリンセス眞子』という作品が絶対ないとは言い切れない。もしかして、あるかもしれない。ロイヤル物をドル箱と捉えて『ザ・クラウン』の次の作品の題材を探しているかもしれない。海外からすると、日本の菊のカーテンの中に長く隠れていた神秘的な皇室からプリンセスが飛び出してきたのは初めてのことですよね。これは、あるんんじゃないかな」(多賀さん)
眞子さまと小室圭さんの結婚までの一連の動きはドラマチックであり、“題材”に事欠かない。
「眞子さまの写真はたくさん世の中に出ていますよね。生まれた時におくるみにくるまれて紀子さまに抱っこされているものから、いままでの写真を集めて、ストーリーを編むことは不可能ではない。ドラマではなくてもドキュメンタリー風にもいくらでも製作が可能だと思う。26日の婚姻届けを出したあとの記者会見をハイライトで入れ込むとか。婚約内定会見から4年近くも離れ離れで、ロミオとジュリエットじゃないですが、全く迷いもない結婚はドラマ性がある。日本国民の多くから反対をされても愛を貫くことになるわけですからね」(多賀さん)