その意味で、ニューヨークで生活を始めるのはよいと思います。小室さんは直近で3年生活していたので、主導的な立場になるはずです。
初めて一般の人として生活を始める眞子さまは、これからたくさんの新しい発見や困難と直面することでしょう。そこで小室さんが男気を発揮してリードすれば、「彼を選んでよかった」「彼は頼れる人だから、一生ついていく」と感じるのです。それが繰り返されることで、夫婦の情が深くなっていきます。
小室さんはたぶんマメで優しい方ですよ。眞子さまが弱っているときに、力をあげられる人。そういうことはきちんとやる人だと思います。
逆に小室さんも、自分の弱みを眞子さまに見せるタイプだと思います。多くの男性は、本当につらいことを奥さんに打ち明けません。それは女性にとって、とてもつらいことです。でも小室さんは、法律事務所の厳しい仕事でつらくなったら、口にするタイプでしょう。眞子さまはそのとき「彼を支えたい」と思い、自分の存在意義を感じるのではないでしょうか。
そうやってふたりで困難を乗り越えれば、今は祝福していない人も、お祝いの気持ちを持つようになるでしょう。山あり谷ありの苦労を経た成功談に、私も含め日本人は弱いのですから。
(本誌・菊地武顕)
※26日より前に取材しました。敬称などは取材時のままです。
※週刊朝日 2021年11月5日号