だが、やはり勝つチャンスがある以上、名門のプライドをかけて戦わなければならない。
「ここから踏ん張ることが真のジャイアンツ・プライド。まずは日本一を目指して必死に戦うこと。その中で来季以降のことも見えてくるからCSには注目している」(巨人OB)
名門・巨人がシーズン負け越したことに情けない感情を抱くのもわかる。「負け越しチームにCS出場権を与えるのは問題」という声も聞こえる。しかし現行ルールではここから日本一になれるチャンスがあるのだ。「勝てば官軍」ではないが最後に勝つことで全てを覆せる。
歴代3位のリーグ優勝9回、日本一3回、WBC制覇という名将・原監督がこのまま終わるはずがない。近未来の巨人の行方を占う意味でも本日幕を開けるCSは見どころが満載。巨人がどのような戦いぶりを見せてくれのかに注目したい。