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電車の乗務員は、安全・正確・快適のためにやるべき作業が非常に多い。とはいえ、今回のように目の前の乗客の避難誘導ができないようでは本末転倒だ。鉄道ジャーナリストの梅原淳さんは鉄道会社に対してこう提言する。
「これだけ乗務員が減って、さらにワンマン化も予定しているのならば、やはり防犯カメラは全車両に設置しないといけません。そして、事件や事故など緊急度の高い事案が発生した場合に、ボタン一つで自動対応するシステムを作るべきです。コストはかかるにしても、技術的には可能だと思います」(梅原さん)
卑劣な犯人が狙うのは、高齢者や子どもといった弱者だ。次の悲劇が起こる前に、一刻も早い対策が必要だ。(編集部・藤井直樹)
※AERA 2021年11月15日号より抜粋