(イラスト 西田ヒロコ)
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 投資経験ゼロの人にとって、最初の一歩を踏み出すのは、かなり勇気がいる。「損したらどうしよう」。そんな不安も、「元手ゼロ」なら話は別だ。 さっそくトライしてみよう。AERA 2021年11月22日号は「投資信託」特集。

【比較表】手数料、条件は…?「ポイント投資」各社の特徴を徹底比較!

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「投資の必要性は感じているものの、やはり損をするのが怖くて身銭を切る勇気がない……」

 そんな人にピッタリなのがポイント投資だ。買い物などで貯(た)まったポイントを“現金化”し、投資信託や株などの買い付け代金として利用できるサービスだ。もともとポイントはオマケのような感覚でもらったものだから、いわば“元手タダ”で投資を始められるわけである。

 楽天ポイントにdポイント、Pontaポイント、Tポイント、LINEポイントがメジャーな存在だ。いずれも、系列もしくは提携先の証券会社を通じて、ポイントで投資信託や株が購入できる。

 セゾンカードや丸井のエポスカードで貯まるポイントでも、ポイント投資ができる。選べる投資対象や利用できる税制優遇制度に違いはあるものの、概ね1ポイント=1円の換算率で投資を始められる。

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