――名城さんは奥さんのタレントのギャル曽根とユーチューブにも出演。出会いについては?
最初に会ったのは、朝の番組でした。彼女の企画担当だったんですが、最初は大食いの感覚がわからなくて(笑)。むこうはむこうで「なんだ?このおじさん」と思ったらしいです。
ある時、番組プロデューサーが、3人でメシいこうと。そのプロデューサーが来れなくなった。それならと2人で麻布十番の鍋屋さんに行きました。そこから連絡を取るようになった。その後、何年か会わなくなっていたんですが、偶然再会したんです。それでご飯に行った。当時よりだいぶ大人になっていたんです。それが馴れ初めかな(笑)。大人になっていた彼女に僕がいろいろ相談もするようになりました。気づいたら一緒になっていましたね。
―ー今後、「脱力タイムズ」はどこに向かいますか?
お客さんを前にライブイベント的なことをやりたいですし、有田さんを起用してバラエティとは真逆の本格映画を撮ってみたい。あと、解説員の先生方の魅力を別な形で表現出来たらと考えてます。番組を見てくれている人は、何が起こるかわからないというドキドキ感にはまってくれているのだと思っています。有田さんという番組の座長がゲストの芸人の取り扱いを熟知している。だからこそ、どこまで上げてどこで梯子を外すかが重要で、僕はその映像化に徹します。脱力がフジテレビのカラーの一つになるように長く続けていけたらと思っています。
(聞き手 野田太郎)
■プロフィール
なしろ・らりーた 1976年7月沖縄県生まれ。日本大学芸術学部卒業後、2000年にフジクリエイティブコーポレーション(FCC)に入社。フジテレビのバラエティ制作部門に配属され、ディレクターとして「笑っていいとも!」「SMAP×SMAP」の演出を務める。2014年より「全力!脱力タイムズ」制作総指揮。他に「千鳥のクセがスゴいネタGP」などを担当。