川田裕美さん(撮影/写真部・加藤夏子)

 このことに気づいてから私は、「相手の好みに合わせるのではなく、自分が自信を持ってオススメできるもの」を持っていくようにしています。

■私の定番手土産

 私自身は、あんこをはじめ和菓子が大好き。和菓子は日常的に食べているからこそ、洋菓子をいただくと新鮮です。いまでは販売されているお店も増えて、有名になりましたが、BAKEの「PRESS BUTTER SAND」を初めて食べたときは感激しました。

 その土地でしか手に入らないご当地ものや、なかなか予約がとれないお店の商品が喜ばれるのも、自分自身では手にとる機会が少ないから。

 手土産や差し入れ、プレゼントを贈るときは、自分の得意なジャンルで、「相手にも知ってほしい」「一緒に味わいたい」という素直な思いを大事にしてもいいのでは?

 ちなみに、私のお気に入りの定番手土産は、松島屋の「豆大福」、空いろの「つき」、あんやの「あんわらび」、亀十の「どら焼き」。もし、和菓子を探さなければ!という機会があれば、参考にしてみてください。

(構成/猪俣奈央子)

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