博物館「インターメディアテク」を訪れた天皇、皇后両陛下(当時)に、同館に勤務していた眞子さんが説明にあたった/2017年12月
博物館「インターメディアテク」を訪れた天皇、皇后両陛下(当時)に、同館に勤務していた眞子さんが説明にあたった/2017年12月

 眞子さんは2016年4月から21年9月まで同博物館の特任研究員をしていた。17年12月、そこに天皇ご夫妻(当時)が来館、眞子さんが解説した。18年4月にはスウェーデン国王夫妻と天皇ご夫妻(当時)が来館、スタッフの一人としてお迎えした。どちらも眞子さんは、黒っぽいパンツスーツで、ジャケットの下には襟なしの白いインナーを着ていた。

 眞子さんは国際基督教大学(ICU)教養学部アーツ・サイエンス学科を卒業し、英国のレスター大学大学院博物館学研究科を修了している。その経歴を生かしての勤務で、公務ではない。皇族ではない一人の女性として、職場に大切なお客さまを迎える。その時に選んだのが、パンツスーツだった。

 ここまでは、お堀の外での眞子さんだ。お堀の中には、パンツ姿の眞子さんがいる。眞子さんメインの写真にはないが、悠仁さまのお誕生日の写真だと眞子さんはパンツ率が高い。佳子さまとそろってパンツをはき、悠仁さまと仲良く遊んでいる。

 つまり「素」の眞子さんは、パンツがお好きなのでは、と思う。職場での勝負服も、家庭でのリラックスタイムにも選んでいるから。でも、女性皇族のデフォルトはスカート。眞子さんがそれを「当然」と思っていたのか「息苦しい」と思っていたのか、はわからない。はっきりしているのは、眞子さんが強く結婚を望んだということだけだ。(コラムニスト・矢部万紀子

AERA 2021年11月29日号より抜粋

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