「どこに落とし穴があるか分からない」
日本在来のモクズガニと上海ガニは非常によく似ているが、環境省は「注意深く観察すれば識別可能である」としている。
ヤフージャパンは「ガイドラインに違反する出品に関しては、24時間、365日、人的パトロールおよび、AIの活用も行っている」そうだが、上海ガニの識別についてはかなり難しそうだ。さいわい、上海ガニの日本における繁殖は確認されていない。
かねこは謝罪動画のなかで、こう語った。
「特定外来生物とか、取り引きしてはダメなものって、魚介類だけじゃないと思っています。いま、インターネットで何でも買える時代。個人でも売買ができてしまう時代なので、ほんとうに気をつけないといけないなと思いました。どこに落とし穴があるか分からない」
ネット通販での買い物が当たり前になり、コロナ禍で利用する機会も増えた。自分の身は自分で守る意識が必要だろう。(AERA dot.編集部・米倉昭仁)