プロ野球OBは守備コーチの重要性をこう語る。

「守備は『練習したらしただけうまくなる』と言われますが、それも意識次第です。ただ漠然と数をこなしていてもうまくならない。川相さんは指導の引き出しが多いので、阪神の選手たちは上達の手ごたえを感じたのでしょう。でも指導期間が短すぎます。川相さんは色々な事情で1年間を通してのコーチはできなかったかもしれませんが、阪神OBに限らず守備の指導法に長けたコーチを招聘すべきです。プロ入り当時から守備の名手と呼ばれた選手がいますが、最初は下手でもコーチの指導次第で守備に興味を持ってどんどん上達した選手はたくさんいる。巨人坂本勇人も守備の意識が高まってから安定感が出るようになった。守備をおろそかにするチームは勝てません」

 ネット上では「矢野さんは優しいというか甘い。4年連続最多失策でコーチ陣をテコ入れしないほうがおかしい。お友達内閣では勝てないよ」、「首脳陣固定なのは守備改善のためになんの対策も講じませんって言っているようなもんやな。よく矢野さんファンのためにとか、ファンを喜ばせるとか言ってるけど、そんなこと軽々しく言わないでほしいな」などのコメントが。

 来季に向け、守備力向上が最大のテーマになる。矢野政権は長年の課題をクリアすることができるだろうか。(安西憲春)

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