
人々の長引く巣ごもり生活に燦然と輝く唯一の希望の星として、日本時間で毎朝の大谷翔平選手の活躍に、励まされていた人も少なくないだろう。
そんな輝きを1ミリも失わないまま終えた、大谷の今シーズン。世界での活躍は、まだ始まったばかりだ。大谷の2022年はどんな年になるのか。さらにその先は?
「妄想でいいので希望的観測をおしえてください」
大谷ツウのみなさんに、そんな質問を投げかけてみた。まずは、この方、米国コロラド州出身で、コメンテーターとしても活躍するお笑い芸人のパックン。今年の大谷をこう振り返る。

「(大谷選手の活躍は)毎回感動しまくり。この時代に生まれてきて、本当によかったと思いましたよ。今までなかった奇跡のワンシーズンのパフォーマンス。このシーズンだけでいえば、ベーブ・ルースを越えています」
どこに球が来ても、ホームランを打ってしまうというわくわく感、さらにピッチャーとしてはスプリットの絶妙さや、スライダーの幅など、
「何回見ても楽しめる。あげくオールスターで先発ピッチャーは務めるわ、トップバッターは務めるわ。最後は満票のMVPですよ。僕は生きていてよかったなって、喜びを噛みしめました」
アメリカ人の視点で見ると、身体能力だけでなく、キャラクターの良さも群を抜いているという。心が広く、丁寧。ピリピリしていないし、いつも笑顔の好青年ぶりは、アメリカでも人気の的だ。
そしてここからが本題。2022年の大谷は、どんな活躍を見せてくれるのか。
「やはり期待するのは、エンゼルスの活躍。エンゼルスが優勝するような活躍を見せれば、大谷選手への注目もさらに盛り上がると思いますね」
パックンによれば、エンゼルスは日本のヤクルトに近いポジション。東京のチームの2番手のイメージがあるヤクルト同様、ロサンゼルスを本拠地にしながら、ドジャースのニュースの「つぎに」報道されるイメージがあるという。