安田大サーカスのクロちゃんが、気になるトピックについて"真実"のみを語る連載「死ぬ前に話しておきたい恋の話」。今回のテーマは、新型コロナウイルスの影響で放送が休止になった「笑ってはいけないシリーズ」。コロナになるまでは、毎年のように番組に出演していたクロちゃんだからこそ語れる「笑ってはいけない」の舞台裏とは?
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今年の大晦日は「笑ってはいけない」の放送がない。新型コロナウイルスの影響もあるから仕方ないことだけど、やっぱり寂しいね。コロナになるまでは、ボクは毎年のように出演させてもらっていたから、余計にそう感じてしまうのかも。
自分が出演したコーナーが、実際の放送でどのくらい使われていたのか、さらに自分がどれだけ写っていたのかが気になって、毎年必ずオンエアチェックもしていた。いつもドキドキしながら見ているんだけど、出番がほとんどカットされていたら、けっこう悔しいんだよね。ただ、もしカットになっていたとしても、後日「未公開スペシャル」みたいなかたちで放送される可能性もあるから、「まだチャンスはある」とかって、そっちに頭を切り替えたりもしてた。本音をいえば、大晦日のほうで放送されてほしいけど、後日放送してもらえるだけでも充分すぎるくらい嬉しい。出演者の中には、すべてカットになっている人もいるわけだしね。
ちなみに、ボクが出演していたコーナーは、いつも番組の終盤に放送されていた。上島竜兵さん、出川哲朗さんを中心に、10名弱の芸人が身体をはりあう企画。お尻の穴から空気を入れられてオナラを我慢しながら腕相撲勝負をしたり、ローションを全身に塗られたりくすぐられたりなど、とにかく毎年大変なんだ。
ボクは、一度、流血したこともあるからね(笑)。
ほっしゃんさん(星田英利)が、上半身裸のボクの胸(乳首)についた洗濯バサミを、おもちゃのバッドで殴るっていうシーンだったんだけど、当たりどころが悪くて、ちょっとだけ切れちゃったんだよね。思い出すだけでも、あれは超絶痛かった(笑)。