映画「パラレル・マザーズ」の全国公開が11月3日から始まる。監督は「オール・アバウト・マイ・マザー」などでアカデミー賞を受賞したスペインが世界に誇る映画作家ペドロ・アルモドバル。主演のペネロペ・クルスは、ベネチア国際映画祭最優秀女優賞を受賞。アカデミー賞主演女優賞にもノミネート。
フォトグラファーのジャニス(ペネロペ・クルス)と17歳のアナ(ミレナ・スミット)は、出産を控えて入院した病院で出会う。共に予想外の妊娠で、シングルマザーになることを決意していた2人は、同じ日に女の子を出産し、再会を誓い合って退院する。
だが、ジャニスはセシリアと名付けた娘と対面した元恋人から、「自分の子供とは思えない」と告げられる。そして、DNAテストによって、セシリアが実の子ではないことが判明。アナの娘と取り違えられたのではないかと疑ったが、激しい葛藤の末、この秘密を封印し、アナとの連絡を絶つことを選ぶ。それから1年後、アナと偶然に再会したジャニスは、アナの娘が亡くなったことを知らされる──。
本作に対する映画評論家らの意見は?(★4つで満点)