「崖っぷち」からの大逆転だ。米国で暮らす秋篠宮家の長女小室眞子さん(31)の夫・圭さん(31)が、7月に受験したニューヨーク州の弁護士試験に合格した。大方の予想を裏切り(?)3度目の挑戦で難関をパスした。
* * *
日本時間の10月21日夜、ニューヨーク州司法試験委員会がウェブサイトで公表した合格者リストに「KOMURO, KEI」の名は確かにあった。
7月26、27日にあった試験は9609人が受け、66%にあたる6350人が合格した。だが小室さんのように英語が母語でない受験生にとって試験のハードルは高いうえ、再受験者の合格率は毎回低く、今回も23%だった。
小室さんは、母親と元婚約者の間に約400万円の金銭トラブルが発覚し、結婚が延期になっていた2018年夏、米フォーダム大ロースクールに留学。修了後は現地の法律事務所で法務助手として働きながら資格取得を目指してきたが、昨年7月と2月の試験は不合格となり、今回も事前の報道で「不合格濃厚」などと伝えられていた。
ネット上では「プレッシャーもあっただろうに合格は素晴らしい」など、驚きとともに称賛の声が上がった。一方で、「裏口合格では」「また皇室特権か」といった根拠のない書き込みも見られ、小室さんに対する不信感や嫌悪感はなお強い。
■「たたいてよし」 合格で変わるか
小室さんへのバッシングの背景についてコラムニストの矢部万紀子さんは、「じゃない人」をキーワードに挙げる。
「弁護士になりたいのに弁護士じゃない人」
「有名企業に勤めているわけじゃない人」
「学習院卒じゃない人」
矢部さんは言う。
「ICU(国際基督教大学)も十分に立派な大学ですが、これまでの女性皇族の結婚相手とは違うタイプの人です。そこに400万円の借金問題などが重なってしまった。加えて、秋篠宮さまは長男ではありません。天皇家をあからさまに批判する人はいないけれど、『長男じゃない』秋篠宮家については大っぴらに批判していいという空気になっています。『長男でない』秋篠宮さまの長女だった眞子さんと小室さんは『じゃない×じゃない』の組み合わせでした」