関東では、この週末は、いったん冬に逆戻りした後、桜の季節を迎えるでしょう。18日金曜は、広く冷たい雨で、北部では標高の高い所を中心に、雪やみぞれが降りそうです。19日土曜は、天気が回復へ向かい、気温が急上昇。20日日曜には、いよいよ東京都心などで、桜が開花する予想です。
18日金曜 冬に逆戻り
関東では「この先1週間は 天気と気温が大きく変わる」というのがポイントです。
18日金曜は、広い範囲で冷たい雨が降るでしょう。朝の通勤・通学の時間帯は、すでに傘の出番で、午後は本降りの雨になりそうです。夜遅くなるほど、雨がしっかり降るでしょう。沿岸部は風が強まるので、横殴りの雨になることも考えられます。
この雨を降らせる低気圧が、北から冷たい空気を引き込んでくるため、関東北部では、峠など標高の高い所を中心に、雪やみぞれが降るでしょう。3月も半ばを過ぎましたが、まだ、足元や車の運転など、注意が必要です。
そして、この冷たい空気の影響で、18日金曜は、昼間も気温は、ほとんど上がらないでしょう。最高気温は、東京では9度で、北部も、軒並み一桁の予想です。急に、冬に戻ったような寒さになりますので、体調を崩さないよう、お気をつけください。
19日土曜 日差しが暖かいが にわか雨の所も
19日土曜は、関東南部は未明まで雨が残り、関東北部は明け方まで傘が必要でしょう。朝には天気が回復して、日中は広い範囲で晴れてくる見込みです。
ただ、夕方頃は、北部を中心に、大気の状態が少し不安定で、にわか雨の所もあるでしょう。空模様の急な変化に、お気をつけください。
そして、日差しがもどって、南風が吹くため、昼間は春の暖かさとなるでしょう。最高気温は、東京では20度と、前日より10度くらい高くなりそうです。一般的に、気温が5度違うと、服装1枚分に相当すると言われています。服装選びに、注意が必要です。
20日日曜 いよいよ東京都心など 桜の開花へ
20日日曜は、関東の広い範囲で、安定して晴れるでしょう。多少、雲が広がっても、天気を崩すような雲ではなさそうです。最高気温は、13度前後の所が多く、この時期らしい陽気でしょう。
日差しの暖かさに、春を実感できそうですが、そんな中、関東でも、いよいよ桜の季節を迎えそうです。
日本気象協会が17日木曜に発表したばかりの「2022年桜開花予想(第6回)」によりますと、東京都心(千代田区)の開花は、20日日曜と予想されています。東京都八王子市や、さいたま市(大宮公園)の桜も、20日日曜に開花するでしょう。
関東では、今年の桜の開花は、平年より3～6日くらい早い所が多い予想です。開花から満開までは、1週間程度の所が多いでしょう。
いよいよ桜の季節ですが、晴れる所ほど、朝晩と日中の気温差が大きくなります。夜桜を見る時などは、体を冷やさないよう、ご注意ください。
3連休最終日は 天気が下り坂 連休明けは また「冷たい雨」
ただ、「春に三日の晴れなし」というように、晴れの天気は長続きしません。
三連休最終日の21日月曜「春分の日」は、関東北部では晴れますが、南部を中心に雲が増えるでしょう。
22日火曜は、また広い範囲で、冷たい雨が降りそうです。今のところ、雨が降るのは関東南部が中心ですが、低気圧の進むコースや速度によっては、雨の範囲や降る時間帯が変わる可能性があります。
春は、天気も気温も変わりやすい季節です。最新の予報を、こまめに確認してください。
田村耕太郎
クロちゃん
矢部万紀子
