バディがなぜここまで成長したのか。それは通常保育後の充実したクラブ活動に加え、延長保育を行っている点も大きいという。延長保育は最大で朝7時半から午後7時まで。クラブ活動が終わったあとも園内で過ごすことができ、給食も提供する。法律上は「認可外保育施設」にあたるが、年少もしくは2歳児から利用し、教育面にも力を入れるスタイルから「幼稚園」と表現するほうがしっくりくる。
「バディのやり方は『ただの自己満足』とたたかれることもありました。けれど、これからは働く女性の時代が到来すると思っていた。子どもたちの教育に力を入れた幼稚園に、保育園の機能を持たせようと考えてきました」(鈴木さん)
同園の保護者のうち専業主婦家庭は4分の1ほど。フルタイムの共働き家庭は、年々増えているという。
(編集部・古田真梨子)
※AERA 2022年10月10-17日合併号より抜粋
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