ジャスティン・ビーバー、ラムゼイ・ハント症候群による顔面麻痺を告白
ジャスティン・ビーバー、ラムゼイ・ハント症候群による顔面麻痺を告白

 ジャスティン・ビーバーが、【ジャスティス・ワールド・ツアー】を最近中断した深刻な理由をファンと共有した。彼は2022年6月10日に自撮り動画をSNSに投稿し、ラムゼイ・ハント症候群と診断されたことを説明した。

 この動画で彼は、「何が起きているのかみんなに知らせたかったんだ。僕の顔を見れば一目瞭然だと思うけれど、ラムゼイ・ハント症候群という症候群になってしまった。耳や顔の神経を攻撃するウィルスのせいで、顔面麻痺になってしまっている」と説明している。

 メイヨー・クリニックによると、ラムゼイ・ハント症候群は帯状疱疹ウイルスが耳の近くの顔面神経に影響を与えることで起こる。痛みを伴う発疹だけでなく、麻痺や難聴を引き起こすことがある。水ぼうそうと同じウイルスによって引き起こされるが、迅速な治療によって合併症のリスクを減らすことができるとのことだ。

 ジャスティンは動画で、影響を受けた部分を指差しながら「ご覧の通り、この目はまばたきしないし、顔のこちら側で笑うこともできない。この鼻の穴は動かない。顔のこちら側が完全に麻痺しているんだ」と、身体的な影響を指摘している。

 「だから、今後の公演がキャンセルされたことに失望している人たちへ。僕は身体的に、明らかにそれを行うことができないんだ。ご覧のとおり、これはかなり深刻なんだ。そうでなければ良かったけれど、明らかに体がペースを落とせと言っているんだ」と彼は続けた。

 ジャスティンはしばらく休養し、パフォーマンスを再開できるよう体調を整えると述べた。彼は、「必ず治るよ。顔を元に戻すための顔面エクササイズをしてるし、元には戻る。ただ時間がかかるだけで、どれくらいの時間がかかるかは分からないんだ。でも大丈夫だと思う。だといいな。神を信頼している。これはすべて……何か理由があってのことだと信じているよ、それが何なのかは今はまだ分からないけれど」と語り、「でもその間、僕は休むね。みんな愛してるよ。ピース」と動画を締めくくっている。

 彼は6月7日にインスタグラム・ストーリーズで、健康上の問題からいくつかのツアー日程を延期することを初めてファンに伝えた。「回復するためにあらゆることをやってきたけれど、病気が悪化しているんだ」と、彼は当時綴っていた。

 ジャスティンのツアーは、当初2020年に開幕予定だったが、新型コロナウイルスの世界的流行により、まず2021年に延期され、さらに2022年に再び延期された。