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けさ(27日)は、東北や北陸で雷雨の所が多くなっています。こんやにかけて、東北から九州の広い範囲で、急な強い雨や落雷、竜巻になどの激しい突風に注意が必要です。落雷や竜巻から身を守る方法についてまとめました。

午後は広い範囲で急な強い雨や落雷、突風に注意

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きょう27日(月)は、日本付近には南から暖かく湿った空気が流れ込むため、広い範囲で大気の状態が非常に不安定となる見込みです。

けさは、北海道や東北、北陸で雨の降っている所があり、岩手県西和賀町では午前8時10分までの1時間に30.5ミリの激しい雨が降りました。(数値は速報値)また、東北と北陸では、雷雨になっている所が多くなっています。

こんやにかけて、関東から九州にかけても、内陸部を中心に、にわか雨や雷雨がありそうです。晴れている所でも、午後は天気が急変する恐れがあります。急な強い雨や落雷、竜巻などの激しい突風に注意してください。

落雷から身を守る方法(屋外)

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屋外で真っ黒い雲が近づいてきたり、ゴロゴロと雷の音が聞こえてきたら、すぐに安全な所へ避難してください。

避難する場所は、近くのしっかりした建物や、車の中が良いでしょう。木の下での雨宿りは、木に落ちた雷が人に飛び移ることがあるので、危険です。万が一、周囲に避難する場所がない時は、両足をそろえて、頭を下げてしゃがみ、両手で耳をふさぎましょう。

単独の雷雲による激しい現象は、30分から1時間程度で弱まることが多いです。スマホなどで雨雲レーダーをチェックするなど、最新の情報を確認しながら、安全な場所で雷雲が過ぎるのを待ちましょう。

落雷から身を守る方法(屋内)

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雷雲が近づいた場合、家の中でできる方法は、主に次の2つです。

1つめは、窓から離れて、家の中央に避難することです。雷が鳴る時には、突風が吹くこともあり、突風によって窓ガラスが割れる恐れがあります。雷が鳴っているかどうか、外の様子が気になるかもしれませんが、窓やカーテンはしっかり閉めて、窓から離れましょう。特に、大きなガラス窓の下や周囲は、大変危険ですので、絶対に近づかないでください。

2つめは、雷が近づいたら、家電製品のコンセントを抜くことです。雷が落ちると、パソコンなどが故障する場合がありますが、それを防ぐのは簡単です。コンセントを抜くだけで、雷から家電製品を防護できます。

竜巻から身を守る方法(屋外)

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屋外にいる時に、竜巻が接近してきたら、なるべく頑丈な建物の中に避難してください。体を小さくするなど、できるだけ低い姿勢で頭と首を守りましょう。物置や車庫、プレハブの建物への避難は、建物自体が飛ばされてしまう可能性があるので、とても危険です。

また、避難する建物へ向かう際は、強い風によって、屋根瓦などが飛んでくるおそれもありますので、十分注意してください。電柱や樹木など、突風にあおられて倒壊する可能性がありますので、近づかないようにしてください。近くに頑丈な建物などがない場合は、物陰や、水路などのくぼみに、身を伏せましょう。

竜巻から身を守る方法(屋内)

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屋内にいる時に、竜巻が接近してきたら、窓や壁から離れてください。家の1階の窓のない部屋に避難しましょう。もし窓がある場合は、窓を閉めて、カーテンを引いてください。雨戸やシャッターがあれば、閉めておきましょう。頑丈な机やテーブルの下に入り、身を小さくして、頭と首を守る姿勢をとってください。