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きょう21日(日)は、九州や四国の5地点で猛暑日となりましたが、あす22日(月)は猛暑日地点数が増えそうです。東北の日本海側では今シーズン初めて猛暑日になる所も。一方、関東は雲が広がり、9月上旬から中旬並みで秋の気配を感じられるでしょう。

きょう21日(日) 猛暑日5地点 東京都心は30℃以下で9月並み

きょう21日(日)は、九州と四国の日が差した所を中心に気温が上がりました。午後4時までの最高気温は、大分県日田市で35.5℃、愛媛県大洲市で35.2℃、福岡県久留米市で35.1℃など、5つのアメダス地点で最高気温が35℃以上の猛暑日となりました。

一方、雲に覆われた東京都心の最高気温は29.0℃で、8月13日以来、8日ぶりに30℃を下回り、9月上旬並みの気温でした。

札幌市は東京都心よりも高い29.2℃まで上がりましたが、最小湿度は30%まで下がり初秋の空気を感じられるようなカラッとした暑さになりました。
札幌市で最小湿度が40%を下回ったのは、6月7日以来、75日ぶりのことです。

お盆を過ぎてから猛暑日地点数は激減し、北日本は秋の乾いた空気が流れ込んで、順調に季節が前進しているのを感じられます。

あす22日(月) 北日本で初猛暑日も

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あす22日(月)は、きょう21日(日)に比べて晴れる所が多く、猛暑日になる地点が増えそうです。
九州から近畿の所々で35℃以上の猛暑日となり、東北の日本海側では特に気温が上がる見込みです。秋田県や新潟県内でも猛暑日になる所があり、秋田市では36℃の予想で、今シーズン初めての猛暑日となるかもしれません。暑さに慣れていない方は、熱中症に十分ご注意ください。

熱中症警戒アラートが、兵庫県、和歌山県、徳島県、香川県、愛媛県、大分県、沖縄(八重山地方)に発表されています。体力に自信がある方でも、熱中症にかかる恐れがあります。自分は大丈夫と過信せずに、暑さの厳しい時間帯は外出を避けるなど、熱中症に警戒をしてください。

東風が入る関東はあすも雲が広がり最高気温は30℃以下、9月上旬から中旬並みとなりそうです。

週の半ば 秋雨前線の雨で残暑に終止符か

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この先の週間予報を見ると、秋雨前線が停滞しやすくなり、24日(水)頃からは沖縄、九州から東北にかけて、雨の降る日が続く見込みです。週半ばからは湿った空気の流れ込みが強まり、まとまった雨になる可能性もあります。今後の雨の情報にはご注意ください。

あす22日(月)は日が差して、厳しい暑さになる所が多いものの、この先は雨の降る日が続き、残暑は長くは続かないでしょう。
特に、秋雨前線の北側に位置する北海道や東北では最高気温が25℃以下になる日もあり、一気に秋らしくなりそうです。九州から関東や北陸にかけても30℃前後にとどまり、いっときに比べて、しのぎやすい暑さが続く見込みです。湿気は多いため、熱中症には油断せずにお過ごしください。

あると便利 熱中症対策グッズ

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夏のレジャーなど、暑い中、外で過ごす時には、熱中症対策として、次のようなグッズがあると、便利です。

①ペットボトルや水筒に入った飲み物(水やスポーツドリンクなど)を用意して、気づいた時に、すぐ水分補給ができるようにしましょう。また、塩分タブレットや塩分の含まれた飴があると、大量の汗によって失われた塩分を、手軽に補給できます。

②日傘や帽子で、日差しの暑さを遮りましょう。晴れた日は、地面に近い所ほど気温が高いため、背の低いお子さんは、大人よりも暑い空気に包まれてしまいます。また、帽子をかぶると、熱中症対策だけでなく、紫外線対策にも効果的です。帽子は、時々はずして、汗を蒸発させましょう。さらに、海岸など日陰のない所でのレジャーでは、日よけテントがあると、日陰を作り出すことができます。

③扇子やうちわ、携帯扇風機もおススメです。涼しい風で、体を冷やすことができます。

④冷却シートなどの冷却グッズも、上手に利用しましょう。ネッククーラーは、太い血管が体の表面近くを通っている首元を冷やすため、効率よくクールダウンできます。また、保冷剤や氷があれば、タオルなどにくるみ、体(首、脇の下、太ももの付け根など)にあてて、冷やすことができます。他にも、スカーフやバンダナがあると、水で濡らして首や頭に巻けば、水が蒸発する時にまわりの熱を奪うため、体温を下げることができます。

(熱中症を予防するには、熱中症対策グッズを用意するだけでなく、なるべく涼しい所でこまめに休憩することや、「水分をとっている?」「少し休んだほうが良いよ」など声をかけ合うことも、忘れないでください。)