だから、検察の調べに「教団に申し訳ない」と繰り返しているのだろう。伯父は、
「脱会するとか、洗脳が解けるなんていうレベルではないですし、あの年になって、信じているものを奪うのはかわいそうだとも思っています」
母親は現在、伯父の家を出て教団関係者の用意した場所で生活しているとみられる。教団に心の平穏を求め続ける先に、いったいなにがあるのだろうか。
(編集部・古田真梨子)
※AERA 2022年9月26日号より抜粋
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