フランク・ザッパ、『ワカ/ジャワカ』『グランド・ワズー』発売50周年ボックス・セットの日本盤発売決定
フランク・ザッパ、『ワカ/ジャワカ』『グランド・ワズー』発売50周年ボックス・セットの日本盤発売決定

 フランク・ザッパが、1972年にリリースした『ワカ/ジャワカ』、『グランド・ワズー』の50周年を記念して発売される未発表音源満載のボックス・セット『ワカ/ジャワカ & グランド・ワズー』の日本盤発売が2022年12月16日に決定した。

 本作品は4CDとブルーレイ(オーディオのみ)、44ページの英文ブックレットと日本版ブックレットで構成されている。

 ブルーレイ・ディスク(オーディオのみ)には、フランク・ザッパがブラス奏者を含む“ビッグ・バンド”と制作した『ワカ/ジャワカ』、『グランド・ワズー』の全曲を、96kHz/24-bitのPCMステレオと、オリジナルのマルチトラック・テープを基に新たに製作された48kHz/24-bitのドルビーアトモス、ドルビー・デジタルTrueHD 5.1chサラウンド・ミックスで収録している。

 CD1と2には、エインズレー・ダンバー、ジョージ・デューク、ドン・プレストンら名だたる名プレイヤーから成る大所帯バンドとの『ワカ/ジャワカ』~『グランド・ワズー』レコーディング時に残された別テイク、別ヴァージョン等々の未発表音源がほぼ時系列で収められる。

 そしてCD3と4には、1972年12月15日に米サンフランシスコのウィンターランド・ボールルームで行われた圧巻のライヴの模様を初めてノーカットで完全収録。デレク・アンド・ザ・ドミノスなどでの活動で知られるドラマーのジム・ゴードンも参加した10人編成のバンド(通称プチ・ワズー)による演奏は貴重だ。また、CD3には、1972年9月にボストンで収録された20人編成の“ビッグ・バンドグランド・ワズー・オーケストラ”によるライヴ音源(未発表のFZミックス)や、ザッパがプロデュースとギターを担当したジョージ・デュークのレコーディング・セッションのデモ/アウトテイク(すべて初出音源)も収録している。

 英文ブックレットには、ザッパ家のテープ倉庫管理人であるジョー・トラヴァース、ザッパの関連著書を多数出版しているスコット・パーカーの2名によるライナーノーツ、貴重な写真資料等々が掲載される。

 なお、一部のトラックを除き、クレイグ・パーカー・アダムス(ウィンズロー・コネチカット・スタジオ)とジョン・ポリート(オーディオ・メカニクス))がオリジナルのマルチトラック・テープからミックスダウン、ジョン・ポリートがマスタリングを手がけた最新マスターを採用している。

 現在『グランド・ワズー』収録曲の「クリータス・オウリータス・オウライタス(オルタネイト・テイク)」が先行配信中となっている。

◎リリース情報
アルバム『ワカ/ジャワカ & グランド・ワズー』
2022/12/16 RELEASE
<4CD+ブルーレイ・デラックス>
UICY-80219 11,000円(tax incl.)
https://umj.lnk.to/FrankZappa_caa