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今週、九州は乾いた高気圧に覆われて、おだやかな小春日和が多いでしょう。あす8日夜の天体ショー「皆既月食・天王星食」は、九州各地とも晴れて絶好の観測日和になる見込みです。

今週は過ごしやすい 雨の後、気温低下

きょうは二十四節気の「立冬」。暦の上では冬に入ります。

今週、九州は高気圧に覆われて晴れる日が多く、気温は平年より高くなる見込みです。朝晩は冷えますが、日中はおだやかな小春日和が多いでしょう。特に、12日(土)は暖かい空気の流れ込みで、夏日が現れ汗ばむくらいの所もある見込みです。

13日(日)は、九州を気圧の谷が通過するため、雲が増えて一時雨が降り、風もやや強まるでしょう。
この雨の後、来週初めは一時的に冷たい空気が流れ込み、気温が下がる見込みです。

8日夜 天体ショーの観測日和

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あす8日夜、「皆既月食」と「天王星食」が同時に起こる天体ショーがあります。皆既月食と惑星食が同時に起こるのは大変珍しく、前回、皆既月食と土星食が同時に起こった1580年7月26日以来、442年ぶりです。

あす8日夜、九州の天気は各地とも晴れて、天体ショーの絶好の観測日和となりそうです。夜はやや冷え込んできますので、暖かい服装で楽しんで下さい。

月食の時刻

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あす8日夜の皆既月食の時刻は、各地とも同じ時間帯です。
東の空から次第に月が昇ります。月の出の時刻は、福岡市は17時14分、鹿児島市は17時16分です。
そして、月が欠け始めるのは「18時8分頃」、皆既月食の開始は「19時16分頃」、皆既月食の終了は「20時42分頃」で、1時間半近く月が地球の影に完全に入った状態となります。月の部分食が終わるは「21時49分頃」です。

皆既月食の間は、月は真っ暗になるわけではなく、赤黒い色「赤銅色」に見えます。地球の大気中のちりなどの状況によって、月食の色合いが微妙に変わります。

月食中に天王星食

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また、今回は月食中に「天王星食」が起こる大変めずらしい天体ショーとなります。

「天王星食」とは、月が天王星の前を横切り、月により天王星が隠される現象です。
天王星食が起こる時間帯は各地で異なります。
福岡市では、天王星が月の後ろに入り込むのは「20時22分頃」、天王星が月の後ろから再び現れるのは「21時17分頃」です。

月食は肉眼で観察できますが、天王星食は十分に暗い場所で目のよい人に見える程度の明るさのため、観察するには双眼鏡や望遠鏡があるとよいでしょう。