アクセル・ローズ、マイクを客席に投げ入れることを辞めると宣言
アクセル・ローズ、マイクを客席に投げ入れることを辞めると宣言

 ガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズが、オーストリアでの公演で観客の女性が負傷したという報道を受け、声明を発表した。

 現地時間2022年12月2日にツイッターに投稿した声明でアクセルは、30年以上ライブを締めくくる際に行ってきた“マイクを客席に投げ入れる”という行為を辞めるとファンへ伝えた。

 投稿でアクセルは「オーストリアのアデレード公演で、客席にマイクを投げ入れる伝統的なライブの締めくくりの際にファンが怪我をしたかも知れないという情報が届いた」と綴った。豪タブロイド誌Adelaide Advertiserの記事によると、同公演を観覧していたレベッカ・ハウはアクセルのマイクが顔面に当たり、両眼と鼻に痣ができたと話している。

 アクセルは「これが本当なら、もちろん自分たちの公演で誰かに怪我をさせたり、傷つけたりする意図も願望も無い」と続け、「ライブの終わりにマイクを客席に投げ続けて30年、ファンにも求められてきたパフォーマンスの締め方だと認識してきたし、ファンにもマイクをキャッチする機会があると周知されていたと考えていた」と説明し、「安全を考慮し、今後はマイクを始め、物をライブに客席に投げ込むことを控える」と表明した。

 また、「残念ながら今回の件を利己的な理由で“ネガティブで無責任”な出来事として報じる人がいるが、これは事実から程遠い」とアクセルは付け足し、「こういうことも時には起きてしまうことを世間、そして何よりファンの皆に理解していただきたい。皆さんの理解に大いに感謝する」と綴った。