女王は、この夏、避暑先のスコットランドのバルモラル城にヘンリー一家4人で遊びに来るように招待した。自然豊かな場所で、釣りや乗馬など野外での活動が楽しめる。プラチナ・ジュビリーの際には15分ほどしか会えなかったことも女王の頭にはあったかもしれない。しかし王子夫妻は断った。
バウワーさんの本について、王子夫妻はコメントをいっさい出さないとした。しかしその声明後すぐに「ハーパーズ バザー」誌の王室担当編集者で夫妻と親しい、オミド・スコービーさん(41)が続編を出版すると発表した。彼は暴露本『自由を求めて』を2020年にキャロリン・ドゥランドさんと出し、終始メーガンさんに同情的な話を並べた。当初王子夫妻は関わりがないと主張したが、メーガンさんが情報提供をしたことはその後判明している。バウワーさんに直接の抗議や反論はしない代わりに、スコービーさんに対抗本を出版させる。発売は来年だ。
(ジャーナリスト・多賀幹子)
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