ゲッターズ飯田さん(写真部/戸嶋日菜乃)
ゲッターズ飯田さん(写真部/戸嶋日菜乃)

――では、悪い運気のときは?どのように受け止めればいいのでしょうか。 

 実は悪い結果が、1番大事なんですよ。運気が悪いというのは、苦手なことや課題が出てきてそれに直面するときです。しかし、考えてみてください。自分の課題がわかったなら、それを克服すれば成長できるということ。「いい占いだけ信じる」という人がいますが、僕に言わせるとそれは「何事においてもいいことしか信じない人」です。そういう待ちの姿勢の人は成長しませんよね。

 元プロボクサーの内藤大助さんが現役時代にチャンピオンだったとき、たまたま占う機会がありました。開口一番「僕の悪いところを言ってください」って言われたんです。驚くでしょう。「いやいや、世界チャンピオンになったんだから、悪いところはもういいんじゃないんですか」って言ったら「いやそれは違うんです」と。世界チャンピオンって研究されるから、弱点を絶対に見つけられる。例えば右ストレートが強いと褒められたからって、それしか信じていなかったらチャンピオンではいられないんです。弱いところを徹底的に直さないといけない。

 成功者はやっぱりダメなところをどう補うか、どう変えるかとかをよく考えているんですね。内藤さんだけではありません。成功する人は運気のとらえ方が似ています。

――成功する人には、共通する考え方があると?

 ほぼ皆さんポジティブですね。あとは、嫌なことをプラスに考えられる人になったら成功します。「不運を楽しいと思う」は成功の方程式なんですね。成功する人って、苦労は覚悟している、それが面白いって思える人なんです。

 運がよくて、何もしなくても儲かっちゃうというのはあまりおもしろくなくて、悪い時期の方が学ぶことややることがたくさんあっておもしろいって思っている人が多い。人生、悪い時の方が長いものなので、その時に発想の転換ができると成功しやすいと思います。ある意味ドMの精神ですね(笑)。

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成功者に共通する人間関係のつくり方