「有吉弘行さんもよく渡部の名前を出してましたね。昨年6月放送の『マツコ&有吉 かりそめ天国』では、『渡部さんって刑務所入ってんの? ずいぶん見ねえけど。どうしたの?』と言い、これにマツコ・デラックスが『ちょっと長引いてんじゃない?』と返すと、有吉は『模範囚だと思うけどね』と冗談を飛ばしていました。さらに今月7日放送の同番組でも有吉さんが寿司の食べ方を話すなかで『(ネタを下にする方が)ネタが舌に(直接)くるから』『…って、渡部さんは言ってた』と言及。有吉さんは『名前、出しましたよ、また!』と笑っていました。そうやって、いまだにイジり続けているところを見ると、渡部に対する愛情を感じますね」(同)
さらに同情を集めたのは、渡部のインスタグラムのアカウントが乗っ取られた騒動だろう。昨年10月と12月の二度にわたってアカウントが乗っ取られ、怪しい仮想通貨の詐欺メッセージがフォロワーなどに届いたのだ。これにはSNS上で「これはヒドイ話」「ここまでくるとかわいそうに思う」など、同情する声が多数あがった。
■復帰しても美食キャラは困難!?
しかし、本当に復帰するとなれば乗り越えなければいけない障害は多い。
「個人的にはそろそろ復帰させてあげても……という思いもありますが、おととしの『ガキ使』の年末特番の直前でお蔵入りになったことがいまだに尾を引いている印象です。もともと、渡部さんが復帰するのであれば、付き合いの深かった日テレだろうというのが業界内の見方でしたが、『ガキ使』の件で同局の上層部も以前に比べて“渡部案件”に消極的になっているようです。他の民放各局も復帰の先陣を切るリスクを考えて、起用に及び腰になっているというのが実情。逆に言えば、どこかの局が先陣を切って起用すれば、一気に“解禁ムード”が業界全体に広がる可能性もあります」(前出のバラエティー制作スタッフ)
仮に復帰できたとしても前途多難であることに変わりはない。騒動のイメージが強烈だっただけに、以前のような好感度キャラや美食キャラを続けることは難しいからだ。「復帰しても、しばらくは舞台中心になるだろう」(同)との声もある。