![松下洸平 [撮影/木村哲夫、ヘアメイク/KUBOKI(Three PEACE)、スタイリング/丸本達彦(UNFORM)、アートディレクション/福島源之助+FROG KING STUDIO、衣装協力/コート、カーディガン、Tシャツ、パンツ/cantate、靴/Scye]](https://aeradot.ismcdn.jp/mwimgs/0/8/840mw/img_087f68dc8909eed79cdb24cc721579e379706.jpg)
──すごい決断力ですね。
僕、心から「こうしたい」と思ったら、後先考えずに、いや考えたとしても、まず行動するタイプなんです。今でもそれは変わってなくて、新しいチャレンジがあったら、迷いなく進むほうです。
──演技、音楽などマルチに活動する中で、一番素の自分に近いのは?
本当の、素の僕ってことですよね? うーん、自分自身を表現するツールとしては、音楽が一番、要素としては大きいかもしれないですね。歌詞を書いているときは、パーソナルな自分の思いなんかも取り入れますから。ただ、自分自身の思いばっかりだと、聞き手の入るスキがなくなってしまう。だから曲の中に少しだけ、自分がいま思っていることを、気づかれないくらいに、さっと入れておく、っていうのは楽しい作業ですね。
──とても多才ですが、欠点はあるんですか?
欠点だらけですよ!(笑) たとえば、もの忘れとか……。「明日午前中はお休みだ!」と思っていたら、前日にスケジュールが送られてきて、「あ、仕事だった!」って焦ったり(笑)。
そういえば、以前「ゴチになります!」(バラエティー番組「ぐるぐるナインティナイン」内の企画)で、お金が入った封筒を家に置き忘れてしまったことがありました。その日は、絶対負けられないなと思って。実際に勝ちましたよ(笑)。
──挑戦したい役は?
理屈っぽい、つかみどころのない、何を考えているかわからないような役かな。設定は弁護士とか、科学者とか……(笑)。性格は、「この人話通じないな」「一般常識で生きてないな」と思われるような堅物。こういう役はいままで一回もないので、やってみたいですね。
(構成/本誌・直木詩帆)
※週刊朝日 2022年2月4日号
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