――ご自身がインタビューする時に心がけているポイントは?
石井:インタビュアーはピンポイントで聞いて、話を広げる。相手が話したいことは何なのか、話している内容からその人が一番、押されたいツボはどこなのか、を瞬時に嗅ぎ分けて、そこのツボをポンポン押すとボンボンと言葉が出てくるはずです。
――普通の人は失敗したら気が動転してすぐに立ち直れないんです。生放送の場合はそんなこと言ってられないと思いますが、失敗した時の乗り越え方を教えてください。
石井:失敗した時こそチャンスでね。あの人に失礼なこと言ってしまったなという時こそ次のCMですぐ謝ったり、ごめんなさいと言うとすぐ空気が収まる。怒っているのを放置して、ええか謝らんでもとやると、絶対にしこりが残るんで、火事はすぐに消火するじゃないですけど、ボヤのうちに消し止めることが大事ですね。会社で言うと、上司にギャンと言うてしまったり、反抗してしまったりって僕もあったんですけど、その時はちょっと離れてメール、LINEで謝るとか、そういうフォローは大事ですね。自分が100%悪くなくても、人間関係や年下年上もある。『謝るのはタダや』と僕の父親がよう言うてましたんで、そこへのプライドが僕、全くないのですぐ謝りますね。
――すぐに対処したほうがいい
石井:絶対にそうだと思います。失敗やトラブルがあり、謝ったらその前より絆が深まったりするものです。素直に謝罪すれば、ポイントもそれ以上にアップしたりするんで、ミスした時こそチャンスだと思っています。
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(構成/AERA dot.編集部・森下香枝)