「闘莉王さんの指摘は的を射ていると思います。W杯予選で1勝2敗から5連勝と息を吹き返した日本ですが、6試合で9得点と攻撃陣が機能していると言い難い。右サイドでMF伊東がスピードで突破する以外に引き出しが見られない状況で、左サイドの南野、長友から好機を生み出せていない。特に南野はミスが多くチームにフィットしきれていない感じがします。前田、MF久保建英、MF堂安律など攻撃陣にタレントはたくさんいる。W杯本戦に出場できても、森保監督が目標に掲げる『W杯でベスト8以上』は現状のままでは厳しい。南野をどう起用するか。スタメンを固定する傾向にありますが、外して他の選手を使う選択肢もあると思います」(スポーツ紙記者)

 名門リバプールでプレーする南野の才能に疑いの余地はない。日本代表の10番にさらなる奮起が求められる。(西川秀之)

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