芸能ジャーナリストの平田昇二氏は、今回の騒動と有吉の今後についてこう語る。
「有吉さんの発言を聞いていると、昔のテレビやラジオ番組への造詣の深さが感じられ、自身もかなりのテレビっ子、ラジオっ子だったことがうかがえます。こうした背景もあり、多忙になってからもラジオは続けているのでしょう。ラジオといういい意味で閉鎖的な空間で、テレビではみせない毒舌で番組を盛り上げたり、リスナーを“ゲスナー”と揶揄したりして、コアなファンとの交流を楽しんでいますよね。今後どのように活動の幅を広げるかにも注目が集まっています。文化人路線やご意見番キャラに移行していったビートたけしさんや松本人志さんとは少しタイプが違う印象ですし、同じく司会業や後輩の発掘、育成などの手腕が評価されている先輩の内村光良さんと比べるとアクが強い感じもします。結婚をへて、どういうスタイルを築いていくのか、お笑い界の“モデルケース”としても注目です」
「アメトーーク!」での再ブレークから15年。有吉の天下はいつまで続くか、気になるところだ。(藤原三星)