お茶の水女子大学と筑波大の付属校の間で進学を可能にする「提携校進学制度」が始まったのは2016年のことだ。この時から、悠仁さまのための特別制度ではないかとささやかれていた。
紀子さまと学生時代からの友人である女性は嘆いた。
「悠仁さまが、小学校の時期からコツコツと努力を続け、勉強を積み上げて来た事はまぎれもない事実です。それこそ中学受験はなさらなかったが、小学生の夏休みも猛勉強なさっていたと聞いています。中学生になってからは、さらに熱心に机に向かっておられた。人づてに聞いたようなうわさ話をもとに『裏口入学』『特別待遇』などと報じて、一生懸命位に努力する子どもを貶める行為がなぜ許されるのかーー。相手が皇族だからといって、子どもをよってたかって攻撃してよいわけではない。批判する方は、そうした行為を、ご自身のお子さんがされても平気なのでしょうか。そうした点をすこし、考えて欲しいと感じます」
この2月の吉報と騒動は、悠仁さまにとって大きな経験になっただろう。
悠仁さまの「作文」騒動が、全国ニュースで報道すべだったかという点は、賛否の別れるところだ。しかし文章は、体験や調査、資料を元に思考を整理する作業が必要で、生みの苦しみを伴う書き手の「作品」でもある。皇位継承順位2位の立場にある悠仁さまには、「指摘に感謝」だけではなく、用いた参考文献の著者に対してご自身で説明する姿勢も求められるのではないだろうか。
ただし、高校合格を勝ち取った努力は本物だ。春からは人生の中でも素晴らしい時間となる高校生活が待っている。(AERAdot.編集部 永井貴子)