2月22日に開幕する舞台で陰陽師・安倍晴明を演じる三宅健さんがAERAに登場。新たな挑戦、エンタメへの想い、ファンとの関係性を語った。AERA 2022年2月28日号から。

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タレント・俳優 三宅健(撮影/写真部・高橋奈緒)
タレント・俳優 三宅健(撮影/写真部・高橋奈緒)
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 2022年はタレント/役者・三宅健にとって間違いなく転機となる年だ。

 ひとつめの作品として、舞台「陰陽師 生成(なまな)り姫」に主演する。錚々たる役者が演じてきた陰陽師・安倍晴明を演じる。

「夢枕獏さんの原作の『陰陽師』は映画にもドラマにも漫画にもなっていて、世界中で親しまれている作品です。まさか自分が演じるなんて考えたこともなかったので、お話をいただいた時はとてもうれしかったです」

 00年に舞台「二万七千光年の旅 -世紀末の少年-」に主演して以来、コンスタントに舞台に出演。存在感を高めている。

「舞台は、観ている側が自分の好きなようにどこにフォーカスするかを選択できるエンターテインメントです。でも、どこを見てもらえるかはすべて舞台に立っている役者が生み出すもの。お客さんがクローズアップしたくなるようなお芝居をどう提示するかを考えながら、演じています」

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 今後の展望について尋ねると、「今は『陰陽師 生成り姫』を全うすることしか考えていない」と力強く答えた後、こう続けた。

「ただ、『これはできない』『これはやらない』と自分で決めてしまうのが好きではない。自分に限界を作らず、より自由にいろんなことに挑戦していけたらいいなと思っています」

 ファン想いでも知られる。インタビュー中も、度々ファンの存在に言及した。

「自分を支えてくれているファンの方たちは、活動する上で不可欠な存在で、一心同体にも思えます。ジャニーズJr.時代もファンの皆さんに対する感謝の気持ちはありましたが、これだけ長く活動していると、より増していきます。ファンの方々の存在が、僕にとっての使命感につながっているんだと思います」

(ライター・小松香里)

AERA 2022年2月28日号