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日本国内でもインフレの兆しがうかがえるので、実用的な優待品がもらえる「生活防衛」の観点も重視した。
飲食チェーン大手のトリドールホールディングス(HD)は割引券が充実している。22年3月期の配当予想は先に挙げた5社のうち唯一「未定」としている。ただ、22年3月期は黒字転換の予想を公表している。
松井証券シニアマーケットアナリストの窪田朋一郎さんは、高配当で株価が割安な銘柄の典型例として、銀行や総合商社、通信会社を挙げる。
銀行は金利上昇が利ザヤ(利益)の拡大に結びつき、資源権益を有する総合商社はインフレが追い風となりうる。通信会社も、業績が景気の動向にかかわらず堅調なのが安心材料だ。
もっとも、それらの多くは株主優待を実施していない。そのなかでも、高配当かつ優待も享受できるのはNTTとKDDIのみだ。これらの意見を参考に、自分好みの優待&配当株を見つけ出すといいだろう。(金融ジャーナリスト・大西洋平)
※AERA 2022年3月7日号
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