漫画家&TVウォッチャーのカトリーヌあやこ氏が、「おいハンサム!!」(フジテレビ系 2月26日(土)23:40~「最終話」)をウォッチした。
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タイトルと吉田鋼太郎の顔を見た時は、娘の彼氏に対して「おいハンサム!!」と鋼太郎が説教するドラマだと思っていた。でも違うんです。
ハンサムとは父・伊藤源太郎(吉田)のこと。源太郎がドヤ顔で語り始めると、いつも妻・千鶴(MEGUMI)から「また出たよ、いい顔して」とからかわれていた。「いい顔」とは、わかった風な顔ということ。
幼い娘たちはそれをちょっと勘違いし、母親のマネをして口々に言い始めた。「何言ってんだよ、ハンサム!」と。
成長した伊藤家の娘たち、由香(木南晴夏)、里香(佐久間由衣)、美香(武田玲奈)は、とんでもないダメ男ホイホイ。これはちょっとしたダメ男カタログでもある。
タンメン食べたいって言うからタンメン作ったら、これはタンメンじゃないと言いはる夫(タンメンはワンタンメンの略だと思い込んでいる)。
すっ裸でラーメン食べてお股にラー油を飛ばす男。彼女が熱を出したら、おでこを玉袋で冷やそうとする男。女に必ず冷やし中華を作らせ、深い関係になれるか判断する男。