AERAの連載「はたらく夫婦カンケイ」では、ある共働き夫婦の出会いから結婚までの道のり、結婚後の家計や家事分担など、それぞれの視点から見た夫婦の関係を紹介します。AERA 2022年3月7日号では、バー「若林house」を経営する岩城雄太さん、リラクゼーションサロン「SOIN SHUHARI」を主宰する岩城里美さん夫婦について取り上げました。
【写真】「あ、この人のDNAがほしい!」から結婚へ!?映画“カメ止め”の上田慎一郎監督夫妻
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2010年、ともに28歳で結婚。
【出会いは?】25歳のとき、当時夫が勤めていたレストランで出会う。店長が妻の友人と仲がよかったことから、2人も話すように。
【結婚までの道のりは?】出会った当初から夫はアプローチするも妻は慎重にかわし、半年後に初めて2人で食事へ。そのさらに半年後に付き合いはじめ、2年の交際を経て結婚。
【家事や家計の分担は?】家事は全般的に妻が担当し、夫はときどきゴミ捨てと食洗機で洗い物をする。財布は別々で、家計管理は妻が行う。
夫 岩城雄太[39]バー「若林house」経営
いわき・ゆうた◆1982年、京都府出身。10代からレストランに勤務して、サービスに従事。キャリアの基礎を東京・西麻布の老舗フレンチレストランで形成し、六本木のラウンジでソムリエを務めた経験も。2010年に独立して現職
妻がいないと、なんにも楽しくありません。毎日笑って過ごせて、仕事に前向きに取り組めるのも、彼女がおいしいごはんを作ってくれて、部屋を居心地よく整えてくれるおかげです。本当に、本当に感謝しています。
彼女は人が喜ぶことをさりげなく、自然にできちゃう人なんです。すごく尊敬するところで、憧れでもあります。
僕は10代で飲食業界に入って、幸いにも一流の人たちに囲まれていました。周りのレベルが高い分、少しでも油断すると負けそうで自分を鼓舞し続けました。その結果、一番になりたいという気持ちが強くなりすぎて、人を侮る癖もついてしまった。それを直せたのは彼女のおかげで、勝ち負けじゃないことに気づけて変わることができました。
彼女は、だらしのない僕の叱り方もビシッとしてて素晴らしいんです。荒ぶる彼女ににじり寄られて部屋の角に追い込まれると、心の底からごめんなさいと思えます。それにもっと、えーっと、まだ褒めてる途中なんですが……。