格闘家の朝倉未来
格闘家の朝倉未来
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 人気YouTuberとして活動している格闘家は多い。朝倉未来がその筆頭格でメインチャンネルの登録者数は235万人。弟・朝倉海のYouTubeチャンネルも107万人と人気だ。那須川天心は87万人、安保瑠輝也も47万人を超える。

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 現役選手だけではない。元ボクシングWBA世界ミドル級チャンピオンの竹原慎二氏のYouTubeチャンネルは登録者数が57万人。竹原氏と元WBA世界ライトフライ級王者の渡嘉敷勝男氏、世界タイトル2階級制覇を達成した畑山隆則氏の3人が立ち上げた公式YouTubeチャンネルは32万人、元K-1世界王者・魔裟斗氏も24万人を超える。

「視聴者の層を見ると男性の割合が圧倒的に多い。格闘技とYouTubeは相性がいい。殴る蹴るの息遣いが伝わってくるスパーリングや試合は見入ってしまいますし、朝倉兄弟のように格闘技だけでなく、YouTuberとして成功すると大金を手に入れて良い家に住めるサクセスストーリーを若者たちは夢見る。ただ選手としての知名度があれば、動画再生回数が伸びるというわけではない。視聴者の興味を引くような企画力が求められる。その能力で言えば、朝倉未来が断トツに高い。素人と戦う『街の喧嘩自慢とスパーリングしてみました』の企画は象徴的ですよね」(YouTuber所属事務所の関係者)

 未来の「喧嘩自慢」は人気コンテンツとして知られ、動画再生回数が1000万回を軽く超える回も。今月21日に開催された総合格闘技エンターテインメントBreakingDown(ブレイキングダウン)も「喧嘩自慢」の延長線として実現した企画といるだろう。試合は1分1ラウンド。4回目の今回も格闘技経験のある選手だけでなく、喧嘩自慢の素人が多数参加した。未来が同イベントのスペシャルアドバイザー、海がアドバイザーを務め、選手選考の面接の様子がYouTube動画で前編、中編、後編の3部作で配信され、動画再生回数は計1300万回を超えた。

「喧嘩自慢はプロ格闘家の試合と比べればレベルは当然落ちる。ただ、視聴者が求めているのはそこじゃない。格闘家にかみつくような個性的なキャラクターが出てきてスパーリングで倒されて仲良くなる。分かっていてもそのストーリーに心地よさを感じる。ただ参加する素人の過去に問題があることが判明した場合はコメント欄が批判の声で炎上する時もある。コンプライアンスの観点から気を付けた方が良いと思います。あと素人同士の対決だと、加減を知らずに殴るので頭を強打してヒヤリとする部分もある。安全面には留意しないといけません」(格闘技ライター)

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