3月27日、第94回アカデミー賞授賞式に出席したクリステン・スチュワート(31)、ニコール・キッドマン(54)、霧島れいか(49)、ビリー・アイリッシュ(20)。ファッションデザイナーのドン小西さんがチェックした。
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新しさを取り入れる努力が見える4人を選んでみたけどさ。しっかりスベってるよな。まずダイアナ妃を演じたクリステン・スチュワート。シャネルのミニパンツと、ヘソまで延びたVゾーンだけは話題にはなったけど、肝心の彼女と合ってない。この子こそ、ピンクの女優ドレスが似合いそうだよね。
もう一人、霧島れいかもシャネル。透明感のある素敵なドレスだけど、オーラの薄い彼女には合ってない。アクセントのウエストベルトも小柄の彼女には太すぎだよ。一方、グッチのドレスはビリー・アイリッシュ。ボリューミーはいいけど、髪をまとめるとか、どっかで締めないと。黒い芋虫かい!
こう見るとアルマーニ・プリヴェの古典的ドレスで「私、今もゴージャスでしょ?」と言わんばかりに女優ポーズを取るニコール・キッドマンが、古いけど一番まともという……。新たな時代を迎える生みの苦しみかね。この先、大丈夫です?
■評価は……?
2DON! 「ちょっと痛いニコールが一番って」
(構成/福光恵)
※週刊朝日 2022年4月15日号