お笑いコンビ「ジョイマン」の高木晋哉さん(撮影/中西正男)
お笑いコンビ「ジョイマン」の高木晋哉さん(撮影/中西正男)
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2008年頃から日本テレビ「エンタの神様」などでブレークしたものの、いつしか“一発屋芸人”として扱われるようになったお笑いコンビ「ジョイマン」の高木晋哉さん(41)。昨年からさまざまなCMにも起用され、先月には著書「ここにいるよ ジョイマン・高木のツイート日記」も発売されました。再ブレークの流れが訪れてもいますが、かつてはツイッターで「言葉の刃」を浴びせられ、苦しんだこともありました。心ない言葉との向き合い方、そして、その結果つかんだものとは。

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 ネタ番組にたくさん出してもらって、一気にメディア露出が増えたのが2008年頃でした。そこから少しずつ仕事が減っていき、10年~11年頃からはほぼ発信する場がなくなりました。そこで助けられたのがツイッターだったんです。

 そのあたりからなので、もう10年ほどやり続けているんですけど、露出がない中で始めたツイッターが唯一のメディアだと思ってやってきました。

 そこから少しずつフォロワーも増えてきて今では30万人ほどになりました。サイン会を開いたのにお客さんが0人だったり、周りからイジられたりしたのも、ツイッターという手段があったので発信できました。その流れを「行列のできる法律相談所」(日本テレビ系)で東野幸治さんが面白がってくださったりもして、そんな積み重ねの結果、フォロワー数が増えていったという感じです。

 ただ、こちらに好意的な声ばかりが寄せられたわけではありません。“ジョイマン高木”で検索すると「消えた」とか「どこに行った?」「死んだ」などのワードがわんさか出てきて、実際にそういった言葉がツイッターにも寄せられました。

 昨今、SNSでの誹謗(ひぼう)中傷が話題になっていますけど、そういったワードを最初に見た時、当然良い気分はしなかったです。

 ただ、そこで考えたんです。なんでしょうね、そういうワードとみんながやりあっているのを見ていて、自分なりに思うところがあったんですよね。気持ちは分かるんですけど、どこか「イヤだなぁ」「悲しいなぁ」という思いがあったんですよね。

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そんなに悪い人はいなかった