2022年5月以降の権利付き最終日はこちら。この日までに株を買えば優待がもらえる。※権利付き最終日は変更の可能性があるため購入前に念のため企業ホームページ等で確認してください
2022年5月以降の権利付き最終日はこちら。この日までに株を買えば優待がもらえる。※権利付き最終日は変更の可能性があるため購入前に念のため企業ホームページ等で確認してください

■継続保有の条件が増加

 最近は「株を1年以上保有している人だけに優待をあげます」などの継続保有を条件とする企業も増えている。極端な話だが、権利付き最終日の1日だけ株を保有してすぐ売却しても優待はもらえるからだ。

 制度として可能なので非難はしないが、品のいい話ではない。企業側は「タダ取り」を阻止すべく長期保有優遇制度を導入しているというわけだ。

 さて、株主優待をもらうためには、その企業の決算日や中間決算日が末日の場合は月末(平日)から数えて2営業日前までに株を買っておく必要がある。そのため月末最終営業日の2営業日前は「権利付き最終日」という。

 権利付き最終日の翌日は「権利落ち日」と呼ばれ、配当の価値の分だけ株価が下落することが多い。権利付き最終日までに株を買えば、月末には企業の株主名簿にあなたの名前が載る。これが優待の「権利確定日」。

 2022年5月の場合、27日(金)の権利付き最終日までに株を買う。30日(月)が権利落ち日。31日(火)が権利確定日だ。土日や祝日を挟むこともあるので、権利付き最終日は微妙に日にちが変わる。

(編集・文/綾小路麗香、伊藤 忍)

※『AERA Money 2022夏号』から抜粋。アエラ増刊「AERA Money 2022夏号」では、初心者にもおすすめできる長期保有向け優待銘柄ベスト22を、すべて写真入りで紹介している

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