そして今回なにより感動したのが、トムクルーズがめちゃくちゃ格好いい。ここ10年のトムクルーズ。ミッションインポッシブルシリーズなど、僕は大好きですが、やはりトムクルーズすぎて笑ってしまう時が多かった。自分を自分でパロディーしているみたいな。
だけど、今回は、もう振り切っている。36年前のトムクルーズと今のトムクルーズが繋がる。「トムクルーズ、格好いいーーーー」となるのだ。なかなか最近感じることのなかった感覚。
あれをなかなか他の役者さんで成立させるのは難しいだろう。
結局ドストライクの格好良さを見たいのだ。日本で、これが出来る人っているのか?と考えてみる。期待してしまう人が僕の中では一人いる。そう「木村拓哉」、その人である。欲しいものを全部くれる。ドストライクの格好良さが詰まった木村拓哉がそろそろ見たい。そう思ったのが、トップガンを見てのもう一つの感想。
本当に元気になれるエンタメとはこのことで。自分ももっと頑張ろうと思ってしまった。
ありがとう!トムクルーズ!
鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。パパ目線の育児記録「ママにはなれないパパ」(マガジンハウス)が好評発売中。漫画原作も多数で、ラブホラー漫画「お化けと風鈴」は、毎週金曜更新で自身のインスタグラムで公開、またLINE漫画でも連載中。「インフル怨サー。 ~顔を焼かれた私が復讐を誓った日~」は各種主要電子書店でにて販売中。コミック「ティラノ部長」(マガジンマウス)、長編小説『僕の種がない』(幻冬舎)が発売中。