「にゃおーーう」

 岩崎の裏声が響き渡ると、一同は「これこれこれこれ!」と大喜び。「やってない! やってないんだって!」と慌てる岩崎に、藤井が「大昇、隠さなくていいんだぞーっ」と声をかけると、今度は「おー! ふじたい(藤井と岩崎コンビの愛称)来たー!!」「結婚!!」と再び外野が大盛り上がり。

 岩崎は「もう渋滞してる! どこで盛り上がってんのか、わかんないから!」と叫び、笑い疲れた様子の4人に「勝手に盛り上がってなに疲れてんだよ!」とまっとうな怒りをぶつけて、ようやく事態は収束した。

 MC中に6人が着がえたのは、ファッション好きの佐藤が率先して提案したという、水色の新衣装。「今まで赤とかピンクはあったけれども、青は初めてかな?」(那須)

 装い新たに、爽やかなバラード「Like A Movie」(山下智久)で始まった後半戦は、アップテンポなオリジナル曲「LALA love」や「Sing it」に、リフターを激しく揺らしながら歌う「Amazing Romance」(King & Prince)と、どんどんヒートアップしていく。

 そんななか、岩崎と佐藤がデュオで歌う「三日月」(嵐)では一転、しっとり切ないムードに。星空を背景に、着物をイメージした衣装をヒラヒラとはためかせた2人が優雅に歌い上げた。

「AMBITIOUS JAPAN!」(TOKIO)「weeeek」(NEWS)などのヒットチャートのオンパレードで再び会場を盛り上げたところで、静かなピアノ伴奏に乗せ、メンバーの最後の挨拶が始まった。

岩崎「この公演に携わっているみなさま、そこらじゅうのみなさまに感謝しております。美 少年がジャニーさんから名前をいただいてから、かなりの年月が経ってここに来ることができたんですけども、ここはゴールではなくまだ始まったばかりにすぎないんです。とにかく全力で前進していきたいと思いますので、みなさん、しっかりつかまっててください。僕たちもみなさんのこと離しませんから」

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